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TSMCが熊本・菊陽町へ進出!熊本の経済はどう変わる?
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目次
TSMCが熊本・菊陽町へ進出!完成は2023年9月予定
TSMC(台湾積体電路製造)が、熊本県に進出することをご存じでしょうか?
2023年2月現在、熊本県菊陽町にTSMCの新たな半導体工場が建設中です。2023年9月に竣工予定で、2024年12月の半導体出荷開始が見込まれています。
そもそも「TSMC」とは?
TSMC(台湾積体電路製造)は1987年に台湾で設立された、世界最大の半導体メーカーです。
半導体メーカーには、主に設計等を担って工場はもたない「ファブレス企業」と、工場を建設して製造を担う「ファウンドリ企業」があります。熊本に工場を建設中のTSMCは、後者の「ファウンドリ企業」になります。
TSMCの時価総額は、トヨタ自動車の倍にあたる「60兆円」を超え、ファウンドリ市場の世界シェアは実に60%以上を占めています。
TSMCのココが凄い
TSMCが半導体のファウンドリ市場で60%以上ものシェアを占めている理由には、以下の強みが関係していると考えられます。
線幅7nmレベルの微細加工に先んじて着手
半導体は、チップの回路線幅が狭いほどより多くの回路が詰め込めるようになり、高性能な半導体チップとなります。
TSMCは、他の半導体メーカーに先んじて、線幅7nmレベルの微細加工に着手しました。現在では5nmの微細加工にも対応し、3nmの量産も進んでいます。また、2025年には、2nmの微細加工による半導体チップの量産も視野にいれていると言われています。
こうした高い技術力が、TSMCを世界No.1の半導体メーカーに押し上げた要因であると考えられます。
数兆円規模の投資サイクル
TSMCは、大きく売上を伸ばす一方で、毎年数兆円規模の投資を行っています。こうした大規模かつ急速な投資サイクルによって、またたく間に巨大企業に成長したと考えられます。
優秀な人材や情報管理体制
その他にも、TSMCが急成長を遂げた要因としては、優秀な人材や徹底した情報管理体制が挙げられます。
人材については、半導体技術者をとても大事にしており、日本企業と比べると数倍の報酬額を支払っていると言われています。
また、他社企業への情報漏洩等のリスクを徹底排除するために、情報へのアクセス権限が現場から上層部まで細分化され、アクセスログを取るなどして厳格に管理されていると言われています。
TSMCの熊本進出で経済はどうなる?
半導体は、製造するために非常に多くの工程と期間が必要です。そのため、半導体をつくるためには多くの人手も必要になり、製造過程等の関連企業も多数存在します。
そうしたTSMCの関連企業も、熊本へ多数進出してくることが予想されます。TSMCの熊本進出により、「熊本への経済効果は10年で4.3兆円」とも言われており、熊本県内の求人・雇用件数の増加が見込まれています。
TSMCの熊本工場はどこにできるの?
TSMCの熊本工場が建設されているのは、以下の住所です。
〒869-1102 熊本県菊池郡菊陽町原水
熊本市内からは車で大体40~50分程度です。
また、TSMC熊本工場が建設されている近くには、他にも複数企業の工場があります。現在でも朝は出勤するための車が多いので、TSMC熊本工場が竣工後は、渋滞等の問題が懸念されます。
熊本県外からの広告出稿に関するお問合せが増えています
この記事では、世界最大の半導体メーカー「TSMC(台湾積体電路製造)」が熊本に建築中の半導体工場について、竣工時期や住所、TSMCの熊本進出による熊本経済への影響などについてご紹介してきました。
TSMCの熊本進出にあわせて、熊本県で広告代理店を営む「株式会社ワルツ」にも、熊本県外の企業様からの広告出稿に関するお問合せが増加しています。
ワルツでは、お問い合わせを頂いた県外企業様に対して、TSMCによって県内の雇用・経済状態がどうなっているかをお伝えしたり、広告代理店として熊本県で最適な広告をご提案させて頂いております。
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2023.02.21