ブログ

広告代理店とは?役割や仕組みを広告代理店の現役社長が解説!

広告豆知識

そもそも「広告代理店」とは?


「広告代理店」は、多くの方が一度は耳にしたことがあると思います。しかし、そもそもの広告代理店の役割や歴史などについて、深く考えたことがある人は少ないかもしれません。

ここでは、「広告代理店」のそもそもの役割や歴史、広告代理店の種類などについてご紹介してきます。

 

広告代理店=広告媒体の販売代理店

「広告代理店」のそもそもの意味は、「広告媒体の販売代理店」です。ここでいう広告媒体とは、テレビや新聞、ラジオなどが挙げられますが、古い広告媒体ではポスターや看板などが考えられます。

ポスターやテレビのニーズが高まることで広告媒体としての価値が上がり、広告を出稿したいという人も増えます。そうすると、テレビ会社などの媒体側が自分たちで広告を売るよりも、「代理店」に任せたほうが業務的に楽になります。また、代理店に販売してもらうことで、「営業」という固定費をかけずに業績を伸ばせるので、経営的にもメリットが多くなります。そうして生まれたのが「広告代理店」です。

 

広告代理店の種類

「広告代理店」には、以下3つの種類が存在します。

●総合広告代理店
総合広告代理店は、テレビや新聞、ラジオ等さまざまな広告媒体を取り扱う広告代理店です。また、大手の総合広告代理店は社内に制作チームを持ち、企画・制作まで請け負う会社もあります。

有名な総合広告代理店では電通や博報堂、ADKなどが挙げられます。ちなみに、弊社「株式会社ワルツ」も、総合広告代理店にあたります。

●専門広告代理店
専門広告代理店とは、新聞広告やインターネット広告など、特定の広告媒体に特化している広告代理店のことを指します。取り扱う広告媒体が限定されるかわりに、深いノウハウや費用対効果に優れている場合があります。

●ハウスエージェンシー
ハウスエージェンシーとは、特定の企業やグループ企業のために広告制作を行う制作会社のことを指します。大企業の広報部門が分社化し、ハウスエージェンシーになるケースが多いようです。

 

「広告代理店」の役割は?

ここからは、「広告代理店」の役割について、さらに深掘りしていきます。

 

「CM枠」の確保

まず挙げられる「広告代理店」の役割として、「CM枠」の確保があります。CM枠とは、CM(コマーシャル)が放送される時間帯のことです。テレビ・ラジオに限らず、番組内容を放送する枠を「番組枠」、コマーシャルを放送する枠を「CM枠」と呼びます。

また、テレビCMの場合は、時間帯によってCM枠が「A・S(特B)・B・C」にランク分けされており、それぞれ出稿費用が異なります。これは「タイムランク」と呼ばれ、基本的には、A>S(特B)>B>Cの順番で費用が高くなります。

テレビCMやラジオCMを流したいと思ったときは、「広告代理店」に依頼することで、CM枠を確保してもらえます。

 

広告の営業活動

広告代理店の役割として2つ目にご紹介するのが、広告の「営業活動」です。

例えば、テレビCMを流す決断をした会社は、はじめからテレビCMを流そうと思っていた会社ばかりではありません。広告代理店の営業から話を聞いて、「テレビCMを流そうかな」と思う経営者の方も、多くいらっしゃいます。

もちろん、営業する広告はテレビCMだけではありませんが、こうした営業活動も広告代理店の大事な仕事のひとつです。

 

テレビCM等の制作活動

テレビCMやラジオCM、ポスターなど、広告の制作活動も広告代理店の仕事のひとつです。
広告の制作は、社内にクリエイティブチームが存在している広告代理店もあれば、取引のある制作会社に外注する広告代理店もあります。

 

会社・商品に応じた最適な広告の提案

「広告代理店」の役割で忘れてはならないのが、ご相談を受けた企業様に対して、その企業や宣伝したい商品に合わせた最適な広告の提案をすることです。

たとえば熊本であれば、イベント広めるなら「短期的なテレビCM(スポット)」、車での通退勤のサラリーマンがターゲットなら「ラジオCM」、若い女性がターゲットなら「Instagram」など、広告を流す目的やターゲットによって、最適な広告媒体はことなります。

テレビの担当者の場合は、どうしてもテレビCMを売りたくなってしまうので公平なご提案ができませんが、広告代理店であれば、顧客の立場に立った最適な広告のご提案をすることができます。

 

「顧客ファースト」の広告代理店を目指して。

この記事では、「広告代理店」について、そもそもどういったことをする会社なのかや、広告代理店が果たす役割などについてご紹介してきました。

最後の部分で「顧客にとって最適な広告のご提案ができるのが広告代理店である」と書きましたが、一方でお客様からの声として、一方的に広告代理店に「売りたい広告を売ろうとされた」という声も聞いたことがあります。

しかし、すべての広告代理店がそういう会社ではなく、しっかりと顧客ファーストの広告をご提案させていただく広告代理店も多いです。もちろん弊社も顧客ファーストを第一に考えて日々業務をしています。

 

企業のステージ毎に適切な広告がある


広告代理店である株式会社ワルツでは、企業のステージ(段階)ごとに適切な広告があると考えています。

例えば、最初は少額な広告で十分ですが、売上が伸びてきたら信用度を上げるためにテレビCMも流してみる、といった具合です。ワルツでは、その企業が立っているステージや、宣伝したい商品・サービスに応じて、最適な広告をご提案させていただきます。

御社にとって最適な広告やPRを行いたい場合は、株式会社ワルツまでお気軽にご相談ください。

2022.12.23