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熊本でTVer広告を出稿するには?急成長中のTVerに広告を出すメリット・効果や仕組み
広告豆知識
TVer広告とは?
TVer広告とは、民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」の番組内で表示される、動画広告のことを指します。
そもそもTVerとは?
「TVer」は、民放テレビ局がひとつになった新しいプラットフォームです。テレビ朝日やフジテレビ、TBS、日テレといった各局の約800番組以上のコンテンツを、スマホなどのスマートデバイスやパソコン等から、すべて無料で視聴することができます。
TVerの基本的な情報は以下のとおりです。
- 番組視聴可能期間:番組放送終了から約7日間
- アプリダウンロード数:7,500万(2024年7月時点)
- 認知率(15~69歳/男女):72.5%(2024年1月時点・株式会社マクロミル調べ)
TVerはここ数年で200%以上成長!
TVerは、ここ数年で配信番組数やアプリダウンロード数などで、非常に大きな成長を遂げています。
- TVerの配信番組数:400番組(2022年頃)⇒800番組以上(2024年7月時点)※約200%増加!
- MUB/月間ユニークブラウザ数(TVer単体):約2,000万(2021年)⇒4,000万(2024年7月時点)※約200%増加!
- 月間再生数(TVer単体):約2.2億回(2021年)⇒4.8億(2024年7月時点)※約218%増加!
- コネクテッドTVでの再生数:5,000万回(2022年)⇒1.5億回(2024年7月時点)※300%増加!
※コネクテッドTV(Connected TV, CTV)とは、インターネットに接続されたTVデバイスの総称です。
TVerが成長を続ける理由
ここからは、TVerがこれだけの成長を続ける理由について解説していきます。
番組コンテンツの拡大と充実
はじめに、TVerで配信される番組コンテンツの拡大と充実が挙げられます。先ほどの成長率の項目でもお伝えした通り、2022年頃から2024年7月までの約2年間で、TVerの配信番組数は400番組から800番組以上に増加しました。
その理由としては、通常の見逃し配信だけでなく、一気に複数話見ることができる番組や、ローカルエリアでしか放送されていない番組も網羅できたことなどが挙げられます。
また、2024年7月~8月に開催されたパリオリンピックも、NHKの地上波放送競技の一部を除いて、ほぼ全競技をTVerにて無料放送したことも、番組数拡大や再生数増加の理由の一つだと考えられます。
(参考:TVer単独で初!パリ2024オリンピックがほぼ全競技無料配信)
TVerが日常的に利用されるサービスになった
これまでのTVerは、どちらかというと「視聴したい番組があるときだけ利用するサービス」として認識されていました。しかし、最近では「日常的に利用するサービス」に変化しつつあります。
TVerが行なった調査によると、TVerユーザーの約55%が、「TVerを見るのが習慣化している」と回答したそうです。また、ユーザー1人あたりの月間視聴時間も、以下のように増え続けています。
- 2022年4月:313分
- 2023年4月:366分
- 2024年4月:425分
(出典:TVerで広告配信 TVer公式サイト)
上記から分かるように、TVerの番組数増加などにより、TVerを日常的に利用するコアユーザーが増加したことが、TVerの安定的な成長につながっていると考えられます。
コネクテッドTVへの対応強化
TVerの成長要因として、最後に挙げられるのはコネクテッドTVへの対応強化です。
コネクテッドTV(Connected TV, CTV)とは、インターネットに接続されたTVデバイスの総称です。コネクテッドTVの最大の特徴は、インターネット上のコンテンツやサービスを利用できる点です。具体的には、Amazon Fire TVやBRAVIA、AQUOS、VIERAなどが挙げられます。
そんなコネクテッドTVへの対応として、TVerボタンを搭載するリモコンを増やし、現在ではほとんどのTVリモコンにTVerボタンが搭載されています。この施策の結果、コネクテッドTVでのTver視聴はPCを追い抜き、現在ではTVer視聴の32%をコネクテッドTVが占めています。
コネクテッドTVへの対応強化が、新たな視聴者層を生み出し、TVerの成長につながっているのです。
TVer広告を出稿するメリット・効果
TVerの成長にともない、TVer広告への出稿数も増加しています。
TVerによると、2021年~2023年で、TVerの広告主は約3倍にまで増加しています。
- 2021年:326社
- 2022年:656社
- 2023年:1,000社以上
(出典:TVerで広告配信 TVer公式サイト)
そんな成長を続けるTVer広告について、出稿するメリットや効果についてご紹介していきます。
消費者の認知拡大や興味拡大に効果が高い
マーケティングファネルは、消費者の認知から購買行動までを示した、逆三角形の図のことを指します。
マーケティングファネルは、以下のように構成されています。
- アッパーファネル:認知
- ミドルファネル:興味・関心
- ミドルファネル:比較・検討
- ローワーファネル:購入
このなかで、一番面積の多いアッパーファネル「認知」と、次に面積の多いミドルファネル「興味・関心」「比較・検討」において、TVerは非常に効果的であると言われています。
その理由として、TVerサービスの急成長によりメガリーチと幅位広い層への広告訴求が可能になったことや、多くのユーザーが広告を最後まで視聴するため広告内容への理解が深まることなどが挙げられます。
コネクテッドTVでのメガリーチと細かいターゲティングが可能
急成長を続けるTVerでは、コネクテッドTVにおいて月間再生数が1.5億回(2024年7月時点)を突破しました。これにより、コネクテッドTVでのメガリーチが可能になりました。
またTVer広告では、TVerが保有している1stパーティデータ(顧客データ)を活用することで、コネクテッドTVでも細かいターゲティングが可能です。TVerが保有する1stパーティデータには、年齢・性別・エリア・興味関心だけでなく、番組カテゴリーなどTVer特有のデータも存在します。
こういったTVerのコネクテッドTVへのメガリーチと1stパーティデータを組み合わせることで、精度の高い広告配信が可能となります。
完全視聴率が高くCMメッセージが伝わりやすい
TVer広告は、CPCV=視聴完了単価(広告が最後まで視聴された1再生あたりの単価)においても、効率性が高いと定評があります。
広告で重要なのは「完全視聴率」です。なぜなら、5秒でスキップされた広告に比べて、完全視聴された広告のほうが、消費者に対する広告メッセージの浸透が大きいためです。
次の項目でもご紹介しますが、TVerでは広告ポジションを最適化することで、ユーザーを不快にさせることなく、完全視聴率のアップにつなげることができています。
また、TVerではコンテンツ(テレビ番組)を最初から最後まで視聴するユーザーが全体の約7割に達していることも、TVer広告の完全視聴率が高いことにつながっています。
挿入タイミングの工夫で視聴者の広告に対する嫌悪感が少ない
TVer広告では、以下のタイミングで広告が配信されます。
- TVer広告配信(プリロール)
- 番組前半
- TVer広告配信(ミドルロール)
- 番組後半
- TVer広告配信(ポストロール)
広告挿入のタイミングは、専門スタッフによって1つ1つ設定が行われており、できる限りユーザーが不快に感じないタイミングに広告が挿入されるようになっています。そのため、「CMが流れても気にならない」と答えた人は、他社サービスと比べて倍近い26%に及びました。
TVer広告の出稿概要・仕組み
TVer広告の出稿概要や仕組みは以下のとおりです。
- 配信可能秒数:6、15、30、45、60秒
- クリエイティブ本数:制限なし
- 掲載期間:制限なし
(出典:TVerで広告配信 TVer公式サイト)
TVer広告についてさらに詳しくは、ワルツまでお問い合わせください。
熊本でTVer広告の出稿をお考えならワルツへ
この記事では、現在急成長を続けているTVerとTVer広告について、概要やTVerが成長を続ける理由、TVer広告を出稿するメリット・効果をご紹介しました。
TVerによる調査によると、TVer広告はTV広告と併用することでも効果が高いことが確認されています。TVとTVerで広告を重複視聴することで、TV広告だけでは動かなかったターゲットを動かすことも可能になります。
「熊本でテレビCMは流しているけど、さらに効果的な広告を探している……」
こんなお悩みを抱えている方には、急成長を続けているTVer広告が最適です。
熊本でTVer広告の出稿をお考えの方は、熊本の広告代理店「株式会社ワルツ」まで、お気軽にお問い合わせください。
2024.08.29