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テレビCMは効果がない?!GRPやGAPを使ったCM効果の測定方法
広告豆知識
目次
テレビCMで期待される効果
ここでは、一般的にテレビCMに期待されている効果について解説していきます。
商品・サービスの認知度アップ
まず、商品・サービスの認知度をアップさせるために、テレビCMを活用するケースは多く見られます。
一般的にテレビCMは、その商品をまだ知らない「潜在層」のターゲットや、ニーズはマッチしているが自社商品が検討になっていない「順顕在層」のターゲットに対して、商品を知ってもらう、あるいは購入候補のひとつに入れてもらう為に流します。
全国ネットであれば当然多くの方が見ますので、期待される効果も大きいものとなります。
企業のブランドイメージを構築できる
ブランドイメージの構築は、企業が成長していくために欠かせないものです。テレビ意外のインターネット広告や新聞広告などでもブランドイメージを作っていくことは可能ですが、「テレビを見る人が少なくなった」と言われる今の時代においても、やはりブランドイメージに最も影響力が強いのはテレビCMでしょう。
ユニクロやソフトバンクなどのように「企業の色」を出したテレビCMを流すことで、「消費者に思ってもらいたいブランドイメージの構築」を進めることができます。
企業の売上アップ
商品・サービスの認知度アップも、ブランドイメージの構築も、最終的な目標は「企業の売上アップ」のための手段です。
テレビCMを流すことで、「商品・サービスの認知度アップ」と「ブランドイメージの構築」という効果が期待通りもたらされれば、必然的に売上アップにもつながっていくでしょう。
テレビCMは効果を測定するのが難しい?
上記では、一般的にテレビCMに期待されている効果についてご説明しました。
一方で、現実に目を移してみると、企業の売上が上がったとしても、それが本当にテレビCMのおかげかどうかを判断することは難しいのが現状です。
その理由の一つとして、効果を正確に測定できるインターネット広告の台頭があると考えられます。テレビCMなどのマス広告が主流だった時代には、「効果は測定できなくて当たり前」だったため問題視もされてきませんでしたが、効果を正確に測定できるインターネット広告の登場によって、テレビCMの弱点が露呈した形になりました。
また、昨今のテレビ離れからくる全体的な視聴率の低下も、「テレビCMを流して本当に効果あるのか?」と企業が思ってしまう要因であると考えられます。
しかしながら、まだまだテレビが持つ影響力は少なくないのも現実です。そして、「テレビCMの効果をきちんと測定したい」という声を受けて、テレビCMの効果を測定するための指標も開発されました。
それが、次の項目でご紹介する「GRP」と「GAP」です。
テレビCMの効果を測定するための2つの指標
ここでは、テレビCMの効果を測定するための2つの指標、「GRP」と「GAP」について解説していきます。
毎分の”世帯視聴率”を元に算出される「GRP(延べ視聴率)」
GRP(Gross Rating Point)は、一定期間におけるCM放映時の、毎分の”世帯視聴率”を計測し、すべて合算することで導き出すことが可能です。
例えば、毎週月~金曜日までのあいだに1日一本のテレビCMを流したとします。その際の毎分の”世帯視聴率”が、
- 月曜日10%/火曜日9%/水曜日12%/木曜日8%/金曜日11%
だとすると、「50GRP」になります。
※内訳:10%+9%+12%+8%+11%=50%
GRPは、CMを流した際に「どのくらいの視聴を見込めるか」を測定する際の指標になります。例えば、「今回のCMは500GPR投下しよう」といった具合で、スポットCMにおける露出の程度を事前に調整することができます。
ただし、GPRは基本的に「チャンネルがついていた世帯」を測っているだけなので、視聴者がCMを見ていたかどうかまでは分かりません。そのため、次でご紹介する「GAP(延べ注視量)」とあわせて活用することをオススメします。
毎秒の”個人のテレビ注視割合”を元に算出される「GAP(延べ注視量)」
GAP(Gross Attention Point)は、個人が「テレビ画面を注視している割合」を毎秒単位で計測し、その合計を算出して導き出す指標です。
先程ご紹介したGRPは、世帯視聴率を元にした指標なので、実際にユーザーがテレビCMを視聴していたかどうか分からないといった問題点がありました。
しかし、GAPはセンサーカメラを活用して実際に見ている人を判別するため、画面を注視している度合い(アテンションインデックス値)を測定することが可能です。
「効果が測定しにくい」と思われがちなテレビCMですが、GRPをGAPを上手に活用することで、より効果的に運用することが可能です。
テレビCMの効果を最大化する方法
ここからは、テレビCMの効果を最大化する方法についてご説明していきます。
CMを流す時間帯や曜日を最適化する
テレビCMは、流せればいつでもいい訳ではありません。商品やサービスにより、「どういった属性のターゲットへリーチしたいか」が変わってくるので、CMでPRしたい商品・サービスのターゲットが視聴する番組や時間帯・曜日に流したほうが効果的です。
テレビCMを流す際は、まず自社の商品・サービスのターゲットの傾向をもう一度しっかり分析したほうが、無駄を少なくし効果を最大化することに繋がると思います。
ターゲットにマッチしたCMを作成する
テレビCMは流す時間帯やタイミングも大切ですが、内容も重要です。ターゲットの心に刺さるものでなくては、「購買意欲」にはなかなか繋がりません。
ターゲットにマッチしたCMを作るためには、いくつかのポイントが存在します。例えば、「消費者にどんな行動を取ってもらいたいか考える」、「15~30秒以内に伝えたいことをまとめる」、「競合他社のCMと差別化していく」などです。
効果的なテレビCMを作る方法について、以下の記事で具体的に紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
>>制作の流れを解説!思わず見てしまうテレビCMの作り方やコツ | 株式会社ワルツ
テレビCMの効果をしっかり測定して対策を立てる
一般的に「テレビCMは効果が測定しにくい」と思われがちですが、この記事でご紹介したGRP(延べ視聴率)やGAP(延べ注視量)を活用することで、テレビCMの効果を計測しつつ運用することが可能になります。
テレビCMはインターネット広告などに比べても費用が大きいので、こうした効果測定対策もしっかり講じていくことが大切です。
全国対応可!効果的なテレビCM制作なら「ワルツ」へ
上記のテレビCMについての解説を読んで、「よしやってみよう!」と思う方もいれば、中には「自分ではちょっと難しいかも…」と思う人もいるかもしれません。
もし少しでも難しいと感じた場合は、テレビCMのプロである弊社「株式会社ワルツ」に任せてしまうのがもっとも確実で安心です。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください!
>>制作実績(テレビCM)|株式会社ワルツ
>>お問い合わせ | 株式会社ワルツ
クライアント様の想いを大切にする「ワルツ」のテレビCM作り
熊本県の広告代理店である「株式会社ワルツ」では、視聴者の方が思わず見入ってしまうようなテレビCMをお作りすることができます。もちろん、「テレビCMを流すのは初めて」というお客様でも、不安にならないようしっかりとフォローいたします。
また、「ワルツ」がテレビCMを作るうえで大切にしていることとして、以下の2つがあります。
○クライアント様の想いをしっかりヒアリングして、コンセプトを明確にする。
○2、3年後も見据えて、中期的にプランニングを行う。
せっかくテレビCMを作っても、ターゲットに伝われなければ意味がありません。「ワルツ」では、クライアント様の想いをしっかりと形にして、ターゲットに効果的に伝わるテレビCMをお作りすることができます。
「ワルツ」のCM制作実績の確認やお問い合わせは、以下のリンク先から行うことができます。
>>制作実績(テレビCM)|株式会社ワルツ
>>お問い合わせ | 株式会社ワルツ
さらに、「ワルツ」のCM作りの特徴として、制作費用の安さがあります。
「ワルツ」のCM制作費は38万円~
「ワルツ」のCM制作費は、いただいた素材を組み合わせる場合と、撮影込みの場合で料金が異なります。
○いただいた素材の組み合わせ:38万円~
○撮影込み:98万円~
※全て絵コンテ案やナレーションも込みの価格です。
※価格は税別です。
「テレビCMの制作費は高い」と思っていたり、「実際に以前頼んだとき数百万円かかった」というご経験のある方も多いと思いますが、「ワルツ」では独自の制作スタッフにより、上記の価格で効果の高いCMをお作りすることができます。
東京や大阪など全国のクライアント様でも遠隔対応可!
「ワルツ」では、熊本だけでなく、東京や大阪など全国のクライアント様に対しても遠隔対応が可能です。(出張の場合は別途費用を頂きます)
熊本だけでなく、東京や大阪でもリーズナブルで効果的なCMを作りたいと思っている企業様がいらっしゃいましたら、ぜひワルツまでお問い合わせください!
2020.12.24