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ワンカット?ティーザー広告?テレビCMで有効な手法5選
広告豆知識
目次
ワンカット
ワンカットとは、カットをかけずにCM一本を取り切るテレビCMの手法を指します。
まず、ワンカットという手法のメリットには、以下の2つが挙げられます。
- 物語性、ストーリー性、ドラマ性をもたせることができる
- セリフを間違えたりできないので、視聴者に驚きや興味を持ってもらいやすい
「視聴者の驚きに繋がる」理由には、ワンカット手法のデメリットが関係しています。
ワンカット手法のデメリットは、主に以下の2つです。
- セリフや動きなどを間違えると最初から取り直しになってしまう
- 一発勝負なので、カメラワークなどがイマイチでも気軽に取り直せない
つまり、視聴者の多くが「ワンカット=失敗できない」という共通の認識があることで、ワンカットCMにすることのメリットが生まれてくるわけです。
たとえば、最初から終わりまで間違えずに歌い切る必要がある合唱や複数人による演奏、ドミノ倒しのような手の込んだ仕掛けなどのテレビCMは、「ワンカットで失敗できないのによくやった」と視聴者に思わせることができます。
メロディ(曲)
メロディは、テレビCMでよく使われている手法のひとつで、商品の名前やベネフィットを楽曲にあわせて連呼したり、リズムにのせて紹介していくのが特徴です。
人間にはリズムや曲のほうが、ただの言葉よりも覚えやすいという特徴があるため、こうした曲にあわせて商品名や会社名を覚えてもらう手法は、古くから使われています。
無音
テレビCMは多くの場合、「音」が流れています。上記でご紹介したとおり、歌のように商品名などを連呼しているCMも少なくありません。
これは、「音」を流したほうが視聴者の興味を惹けるだろうと考えるからです。しかし、音がでるテレビCMばかりだと、視聴者は音に慣れてしまいます。すこしぐらい騒がしい音が鳴っていても、それが”当然”なので気を止めないのです。
そこで、逆に「無音」のテレビCMが有効になってきます。たとえばよそ見をしている人が、テレビが急に無音になったので、気になってテレビを見るとCMだった等、無音にすることで逆に注意を引くことができるのです。
ただ、これは他に無音CMが少ない場合に有効な手法であることは覚えておきましょう。
有名人(タレント)の起用
日本でよく見られるテレビCM手法として、有名人・タレントをテレビCMに起用する手法があります。この手法は、有名人やタレントを起用することで、その有名人のことが好きな視聴者の興味を喚起する狙いがあります。
ただ、この有名人・タレントをテレビCMに起用する手法は、海外ではあまり用いられていません。日本人の特性・国民性が、有名人やタレントに影響を受けやすいからこそ有効な手法であると言えます。
ティーザー広告
ティーザー広告とは、「すべてを見せない」テレビCMの手法を指します。ティーザー広告は、あえてすべての要素を見せないことで、視聴者の興味を惹きやすくなります。
ティーザー広告をさらに具体化したテレビCM手法として、以下で紹介する「物語+シリーズ化」と「クロスメディア(続きはWEBで)」があります。
物語+シリーズ化
テレビCMに物語性をもたせてシリーズ化していくことも、ティーザー広告の一種です。物語+シリーズ化によって、視聴者がテレビCMの続きを気になるように誘導していくことができるのです。
また、そのなかで視聴者に認知されやすいマスコットキャラクターのような存在を生み出すことで、企業ブランドの構築にも役立ちます。
クロスメディア(続きはWEBで)
クロスメディアとは、あるメディアから別のメディアへターゲットを誘導していく手法です。テレビCMでも、一時期「続きはWEBで」とCMの最後にメッセージを残す手法が流行りました。
このクロスメディアも、テレビCMだけですべての解説をするのではなく、WEBサイトなどに詳細な説明を託すという意味で、ティーザー広告の一種と言えます。
クロスメディアについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。
>>クロスメディアとは?メディアミックスとの違いや成功事例 | 株式会社ワルツ
知っておきたいテレビCMの4つの「型(タイプ)」
テレビCMには、手法のほかにも基本となる4つの型(タイプ)が存在します。
商品・サービスを主役にする「商品直接型」
最初にご紹介するのは、「商品直接型」と呼ばれるテレビCMの型です。
商品直接型は、宣伝したい商品やサービスを主役にして、魅力や伝えたいメッセージなどをはっきりと強調する方法です。主にビールのテレビCMなどで、「ビールを飲む」という形で用いられています。
商品・サービスを脇役にする「商品間接型」
商品関節型は、商品やサービスをあえて脇役に据えて、間接的にその商品をアピールする方法です。具体的には携帯会社のCMなどが有名ですが、テレビCM自体にドラマ・物語性をもたせ、携帯電話はその脇役という形で登場します。
企業メッセージを押し出す「理念直接型」
理念直接型は、企業のメッセージをストーリー構成やメッセージに直接込める手法です。ACジャパンなどのテレビCMは、この「理念直接型」がよく使われています。
最終的に企業理念に着地する「理念間接型」
理念間接型は、一見すると何のCMかわからないようなストーリ展開をみせ、最終的にその企業の理念へ着地するタイプの方法です。最近ではAmazonなどがこの手法を用いたテレビCMを流しています。
初めてのテレビCM作りは広告代理店に相談しよう
この記事では、テレビCMの手法についてご紹介してきました。
「テレビCMの手法については理解できたけれど、テレビCMはどこで作ればいいの?」
といった疑問をもつ人も多いと思います。
テレビCMを作りたい(流したい)と思っているのであれば、まずは広告代理店に相談してみましょう。
広告代理店ってなに?
広告代理店とは、テレビCMを流したい企業から依頼を受けて、テレビCMを流す枠をおさえたり、テレビCMの企画を提案したりする会社のことを指します。
つまり、広告代理店に依頼すれば、効果的なテレビCMの作成からテレビCMの放送まで、全て行ってくれます。
熊本県の広告代理店である「株式会社ワルツ」では、視聴者の方が思わず見入ってしまうようなテレビCMを、「38万円~」の費用でお作りすることができます。もちろん、「テレビCMを流すのは初めて」というお客様でも、不安にならないようしっかりとフォローいたします。
せっかくテレビCMを作っても、ターゲットに伝われなければ意味がありません。「ワルツ」では、クライアント様の想いをしっかりと形にして、ターゲットに効果的に伝わるテレビCMをお作りすることができます。
「ワルツ」のCM制作実績の確認やお問い合わせは、以下のリンク先から行うことができます。
2021.02.23