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ホームページ制作は関係性づくり

日々のこと

私がホームページを作るうえで一番大事にしていることは、「関係性づくり」です。

「え?コンセプトメイクじゃないの?」とか「ちゃんと収益があがるようにすることじゃないの?」という声が聞こえてきそうですが、もちろんそれも大事なのですが、そのためにも関係性づくりを一番大事にします。

 

まずは依頼主様との関係性づくり。

ご依頼いただくときに、依頼主様にはすごく大きな想いがあることが多いです。

そこにしっかり耳を傾けます。「どう表現したいか」ではなく「どんなことを表現したいか」もっと言うと、「どんなことを世の中に向けて表現したいと思っているか」が大事です。

 

基本的に人は聞いてほしい生き物です。

お医者さんに行って、あまり症状を聞いてもらえずに手早く回されてしまってなんだかモヤモヤした気持ちが残ってしまった、という経験はありませんか?

言いたいことが残っているのにすべて話させてもらっていないと、心の中に残ってしまってそれがずっと気になるということがあると思います。

 

私はホームページをつくるときに、とにかく時間をいただいてお話をたくさん聴きます。

想いや、なぜこの事業をしているのか、どんな人に届けたいのか、伝えたいことは何か、どんなことがうれしいか、今後どのようになっていきたいか、、、などなど。

1~2時間くらいの打合せを3~4回繰り返すくらい聴きます。打合せが呼び水になって、「ああ、自分はこういう風に事業をしたいと思っていたんだ」と気づくことも少なくありません。

それをまた次回聴きます。そうやって繰り返していくうちに、「自分がどうなりたいのか」「自社をどうしていきたいのか」が明確になっていきます。

 

そこまで明確になってきたうえで、あらためて「今、この時点でどんなホームページをつくるのがベストか」が見えてきます。それは予算も含めてです。

今、どこまでかけるべきなのか、近い将来(例えば3年後くらい)大きく変える必要が出そうだから今回は少し抑えめにしようか、とか。

いや、しっかり話してきた結果、むしろ7年くらいは今を充実させていくときだから今回のホームページはしっかり腰を据えてちゃんと予算をかけて作ろう、とか。

 

私にとって、

事業のことをしっかり考える > ホームページづくり > 広告

です。

まあ、広告代理店をやっていて、ここまで広告を低く考える人も珍しいかもしれませんが。

でも、それくらいホームページは大事だし、今の事業を表すためにはここが大事なのです。

 

すみません、話が少しずれてしまっていました。関係性について。

こうやってしっかりとヒアリングを重ねると関係性は自然と出来上がります。すると何でも安心してご相談いただける関係ができています(自分で言うのも何なのですが…)

ホームページ作りは、どんなデザインをつくるかとか、いろんな仕組みとかも大事だとは思いますが、まずはこういうお互いが100%100%で言える間柄であることが大事だと思っています。

 

そのようにして1つ1つ大事に作っていくことは、

自分は今までもやってきたし、これからもやっていこうと思います。

 

2019.07.04