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需要を逃がすな!インバウンドプロモーションのポイントや事例

広告豆知識

そもそもインバウンドプロモーションとは?


インバウンドプロモーションとは、近年特に増えている訪日外国人観光客向けに、商品やサービスなどをPRすることを指します。

日本へやってくる外国人観光客は年々増えており、2013年は「10,363,904人」だったのに対し、2018年は「31,191,856人」と、この5年間で3倍以上に増えています。(出典:日本政府観光局)

外国人観光客が増えている背景には、2019年のラグビーワールドカップや、2020年に開催が予定されている東京オリンピックなどの影響があります。また、日本文化の魅力が海外に浸透し、「日本を訪れてみたい」と思う外国人が増えていることが挙げられます。

日本政府は、2020年の東京オリンピックまでに、外国人観光客を4,000万人に増やす目標を建てています。インバウンドプロモーションは、こうしたビッグビジネスのチャンスを掴むために欠かせない手段といえます。

 

インバウンドプロモーションを成功させるポイント

インバウンドプロモーションを成功させるためには、ただ闇雲にPRしても高い効果は期待できません。

以下のプロセスに沿って進めていくことが重要です。

 

①自社の状況を確認する

インバウンドプロモーションを行おうとしている企業は、少なからず海外のお客様に対して、自社商品あるいはサービスの需要があるのだと思います。

そこで、まずは以下の2点を掘り下げてみましょう。

 

自社の商品がどの国でニーズがあるか?

まず自社の商品あるいはサービスが、どの国の人に対してニーズが高いのかをリサーチします。そして、特定の国の人に売れていることが分かったら、「なぜその国の人々にニーズがあるのか」について考えていきます。

そうすることで、「訪日外国人」という漠然としたターゲットではなく、より絞られたターゲットに対してプロモーションを仕掛けることができます。

 

外国人に対する配慮はできているか?

ニーズがある国をリサーチしたら、今度は自社の対応について見直していきましょう。

商品の場合ですと、説明書などが多言語化に対応できているのかといった点が気になります。また、自社のWEBサイトやパンフレットなども、多言語化かされているのか見直す必要があるでしょう。

 

②ターゲットをはっきり決める

自社の状況を確認したら、次にターゲットをはっきりと定めます。

インバウンドプロモーションのターゲットには、「見込み顧客」「新規顧客」「リピート顧客」の3つが存在します。

 

見込み顧客

見込み顧客とは、訪日を予定している外国人観光客のことを指します。

新規顧客

新規顧客とは、初めて日本へやって来る外国人観光客のことを指します。

リピート顧客

リピート顧客とは、日本へ何回かやってきている外国人観光客のことを指します。

 

①で分析したことと合わせて、自社の商品やサービスをどのターゲットに対してインバウンドプロモーションしていくのかを決定しましょう。

 

③ターゲットごとの欲求がなにか考える

次に、上記で決定したターゲットが、何を求めて訪日するのかを考えていきます。

例えば、初めてやってくる「新規顧客」なら、

  • 日本の定番観光地を巡りたい
  • アニメやゲームなど日本の文化に触れたい
  • 日本独自の体験をしたい

などが考えられます。

また、「リピート顧客」であれば、

  • 定番とは外れたマニアックな観光地を巡りたい
  • 体験型(お祭りや忍者体験など)のイベントを通して日本文化に触れたい

などが考えられます。

訪日する外国人観光客が、何を求めてやってくるのかによって、最適なインバウンドプロモーションは変わってくるということを意識しましょう。

 

④ターゲットへの伝え方を決める

最後に、これまで考えてきた情報を元に、どのようにターゲットに伝えていくかを決定します。

 

SNSで発信

TwitterやFacebookといったSNSで発信するのも有効な手段です。

 

WEBサイトでの告知

WEBサイトで商品やサービスを告知するのも有効な手段の1つでしょう。その際、SNSなどと組み合わせた「クロスメディア」を活用するのもオススメです。

クロスメディアとは?メディアミックスとの違いや成功事例

 

ガイドブックなどを配る

ガイドブックやパンフレットを配るのも方法の1つです。特に観光地に店舗を構えている場合は、高い効果が見込めるでしょう。

その他にも、ターゲットとなる国の旅行会社と連携したり、観光展に出典したりすることも有効です。

 

インバウンドプロモーションの成功事例

ここでは、インバウンドプロモーションの成功事例をご紹介していきます。

 

ドン・キホーテ

少し前に中国人観光客による「爆買い」という言葉を、ニュースなどで目にしたことがあると思います。ドン・キホーテは、独自のインバウンドプロモーションにより、インバウンド売上約940億円、2016年7月~9月の免税売上高前年比10.4%増を達成しました。

ドン・キホーテが行ったインバウンドプロモーションとしては、

○訪日客向けに配られた「YOKOSO! JAPAN PASS」という割引券の配布
○外貨決算に対応した免税カウンター

などが挙げられます。

 

佐賀県

佐賀では、タイ国内で興行収入5位を記録した「タイムライン」という映画のロケ地に選ばれたことがきっかけで、2015年にはタイ人の観光客が「5190人(前年比337%)」と急増しました。

また、佐賀もタイ国内での佐賀ブームを活かすために、現地でのプロモーション活動を積極的に行ったことも、インバウンドプロモーションの成功につながっています。

 

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この記事を読んだことで、インバウンドプロモーションについて自社が行うべき状況が見えてきたのではないでしょうか。
しかし、なかには「難しそうだし担当者もいないから、正直きびしい」と思っている企業様も居るかもしれません。

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2019.10.24