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必見!WEBマーケティングに役立つフレームワーク16選

広告豆知識

そもそもWEBマーケティングの「フレームワーク」とは?


はじめに、そもそもWEBマーケティングの「フレームワーク」とは何かについてお話していきます。

「フレームワーク」には、枠組み、骨組み、構造などの意味があります。つまり、物事の土台となるのがフレームワークの役割です。

WEBマーケティングにおけるフレームワークとは、目的にあわせたフレームワーク(型、枠組み)に当てはめてビジネス上の課題を明確にしていくことを指します。

事業の現状分析と課題明確化に役立つフレームワーク8選

ここでは、事業の現状分析と課題明確化に役立つフレームワークを8つ紹介いたします。

MECE

MECEとは「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字をとった略称で、日本語に訳すと「相互に重複がなく、全体的に漏れがない」という意味になります。

MECEというフレームワーク(思考法)を使用することで、WEBマーケティングの戦略を練るときに、取り上げた要素がWEBマーケティングとして重複していたり、重要な要素が抜けてしまうのを防ぐ効果が期待できます。

また、MECEは以下に紹介するフレームワークによって補完・完成されるものです。

3C分析

3C分析とは、「顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)」頭文字をとった言葉です。3C分析を行うことで、ビジネスを成功させる要素を表す「KSF(Key Success Factor)」を見つけるために重要なフレームワークです。

市場や顧客(Customer)であれば市場規模や顧客のニーズ、競合他社(Competitor)であればシェアの推移や各社の特徴、自社(Company)であれば自社の現状や理念・ビジョンなどについて、観点ごとに情報を収集して分析し、KSFを見つけ出すことが3C分析の目的となります。

バリューチェーン

バリューチェーンは、自社の事業活動を機能ごとに分類し、どの部分において付加価値が生まれているかや、競合に比べどの部分に強みあるいは弱みがあるかを分析するフレームワークです。

バリューチェーンを使うことで、事業戦略が有効なのかどうか、改善が必要な場合はその方向性などを探ることができます。

SWOT分析

SWOT分析とは、以下のように環境を内部的要因と外部的要因、プラス要因とマイナス要因に分け、これからのビジネス戦略を立てていくフレームワークです。

内部的要因

  • Strength:自社の強み/プラス要因
  • Weakness:自社の弱点/マイナス要因

外部的要因

  • Opportunity:ビジネスの機会/プラス要因
  • Threat:脅威/マイナス要因

TOWS分析

TOWS分析とは、SWOT分析で集めた要素を以下のように組み合わせることで、今後のビジネス戦略の具体的な立て方を導き出すためのフレームワークです。

  • 強み×機会=積極的攻勢
  • 強み×脅威=差別化
  • 弱み×機会=段階的施策
  • 弱み×脅威=撤退もしくは防衛

PEST分析

PEST分析とは、以下4つの外的要因を分析して、企業に与える影響などからビジネス戦略をたてるフレームワークです。

  • Political factors:政権交代・法改正などの政治的要因
  • Economic factors:景気動向・株価などの経済的要因
  • Social factors:人口動態・流行などの社会的要因
  • Technological factors:技術革新・インフラ整備などの技術的要因

5フォース分析

5フォース分析とは、自社における5フォース(5つの驚異)を分析し、対処法を導き出すために用いられるフレームワークです。

5フォースには、以下が当てはまります。

  • 競合他社:競合の数や成長性など
  • 新規参入してくる企業:経済規模や技術力など
  • 顧客の交渉力:値下げの幅や力関係など
  • 供給業者の交渉力:力関係や切り替えコストなど
  • 自社商品の代替品:代替品の性能や売上など

ロジックツリー

ロジックツリーは、問題の原因を探るときに役立つフレームワークです。原因を追求する「WHY型」と、方法を追求する「HOW型」があります。

ユーザー分析や企画提案に役立つフレームワーク8選

フレームワークには、以下のようにユーザー分析や企画提案に役立つものも存在しています。

4C分析

1990年代に提唱された、顧客視点で商品を見るフレームワークです。

4P分析

1960年代に体系化された、企業視点で顧客に訴求するフレームワークです。

STP分析

4C分析、4P分析よりも詳細な分析を行うフレームワークです。

コンセプトダイアグラム

設定したゴールを達成するために、企業側が望む顧客の行動などを可視化するフレームワークです。

カスタマージャニーマップ

企画で想定したペルソナの心理変化を、時系列で可視化したフレームワークです。

コミュニケーションデザイン

様々なコミュニケーションにより、商品を販促していこうというフレームワークです。

AIDMA

顧客が商品を発見してから購入するまでの過程を、Atention(注目)、Intrest(興味)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)で表しています。

AISAS

AIDMAのインターネット版とも言えるフレームワークです。Attention(注目)、Interest(興味)、Search(検索)、Action(購入)、Share(共有)を表しています。

「フレームワーク」はWEBマーケティングの重要な要素

この記事では、WEBマーケティングにおける主要な「フレームワーク」をご紹介してきました。

これからWEBマーケティングを活用していこうと思っている企業様は、ぜひ「フレームワーク」についても利用してみると良いでしょう。

WEBマーケティングやフレームワークについての疑問点などございましたら、熊本県の広告代理店である「株式会社ワルツ」までご相談ください。

>>お問い合わせ | 株式会社ワルツ

2020.08.03