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ランチェスター戦略を勉強しています。
日々のこと
独立して8ヶ月経ちました。
独立する際に多くの先輩経営者の方から助言をいただいたのですが、その中の一つに「ランチェスター戦略を勉強するといいよ」という言葉がありました。
ランチェスター戦略とは、イギリスのフレデリック・ウィリアム・ランチェスターという人が、第一次世界大戦から見つけた戦い方に関する物理の法則です。
そしてそれを日本人が経営学に置き換えて行ったのが「ランチェスター戦略」です。
ランチェスター戦略は、よく弱者の戦略、弱者の戦い方と言われていますが、
正確には強者には強者の戦い方、弱者には弱者の戦い方があるよという話です。ただ、たいていの企業(大企業以外)は弱者側になることが多いので、「弱者の戦い方」という認識が広まっているのかもしれません。
この中身はどこかで書くとして、私がなぜこれを学んだのかというと、やはり広告とこういったマーケティングや戦略的な考え方は、本来切っても切り離せないからです。
もちろん提案を受ける経営者の方がご判断ができれば問題ないのですが、提案する広告代理店の人間がこういったことをちゃんと知ったうえで提案すれば、どれだけ判断する側(経営者・広告主)は楽で助かるだろう、という発想から学ばせてもらっています。
ただ、学んでみて思うところもあります。
やはりこれはあくまで学問なので、ちゃんとリアルに落とし込んでいかないと「生兵法」になってしまいます。
例えば、ランチェスター戦略の基本にあるのは「No.1主義」で、その中でも地域性を一番重視しているのですが、
それを広告に落とし込んだ時に「その地域でチラシを重点的にやろう!」というのはちょっと間違っている場合もあります。
チラシで掛かる費用やターゲットに合わせてチラシが合っているのか、ちゃんとチラシはそのターゲットに届くのか?(ターゲット層が新聞を取っていないと、折込チラシは届かない)などをしっかり踏まえて広告の方法を考える必要があります。
それだったらフリーペーパーで広範囲にまいたうえで、特定のターゲットのみに刺さるようにするという方がよほど効率的な場合もあります。
ランチェスターはとてもいいなと思っています。ただ、それだけに振り回されることなく、そこに「熊本」という地域性や有効な広告なども加味しながら、いろいろご提案をしていきたいと思っています。
2019.04.30