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【第2回】ワルツのホームページ制作の特徴

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今日のコラムは株式会社ワルツ(井上ちから)のホームページ作りへの想い、そして実際の作り方を書いていくシリーズの第2回となります。

前回の記事は、以下のリンク先をご覧ください。
【第1回】ワルツのホームページ作りへの想い

 

想いをしっかり根底からヒアリング


株式会社ワルツが他の制作会社さんと一番違うポイントは、やっぱりヒアリングの質と量かなと思います。自分で言ってしまっていいのかなとも思いますが、いろんな方にご意見をいただいたときに、やはり「ヒアリングの質」という部分を高く評価していただいているのと、他の制作会社さんと比べて最も差別化されたポイントだと思っています。

また、同じように「量」もです。もちろん質も大事ですが、じっくりと長い時間「聴く」ということも大事だと思っています。ホームページを制作する際、1回あたり1.5~2時間、平均3~4回ほど想いを聴く時間をいただくことが多いです。というのも、クライアント様が思いを出すのにそれくらいの量の時間がどうしても必要になるためです。そして、私はその「打合せと打合せのスキマ時間」もとても大事にしています。

 

打合せと打合せの「スキマ時間」を大事にする

お打合せ(ヒアリング)をして、次のお打合せまでだいたい1~2週間くらい空けます。そうすると前回お話したことが呼び水となり、クライアント様の中からまた別の想いがあふれてくることが多く、次の打合せではもう一段階深いところのお話になります。

そうやって打合せの回数を3~4回重ねると、ホームページへの想いや、なぜ自分がこの事業をしているのか、この事業をすることで世の中で表現したいことは何か等、もともとの事業を始めた想いなどをどんどん思い出していきます。まさにクライアント様の核となっている「ミッション」をあらためて思い出す作業でもあるのですが、それを私がいっしょに感じに行くプロセスでもあります。まさに私がもう一つ大事にしている仕事である「コーチング」をしている感覚です(コーチングとは、傾聴をベースに「その人本来の素晴らしさを世に出す」ということをしていく関わりです。詳しくはコチラ)。そしてそれを「本当に奥底まで聴き切った」と思えてから、初めてデザイナーも交えていっしょに「どのように表現するか」というところに入っていきます。

 

ホームページとは企業の願いや想いを形にしたもの

ホームページとはあくまで思いが形になったものであり、本質はその企業の願いや想いだと、私は思っています。そして、その想いや願いの本質は何年経とうとも変わらないと思います。

正直なところ、この打合せの工程を1回で済ませれれば、それだけ制作のコストは下がります。しかし、この「聴く」ということをじっくり時間をかければかけた分だけ、そのホームページは5年後も10年度も命をもって生き続けると思っています。

 

ブレないための「5つのポイント」


株式会社ワルツには、ホームページ制作を行う上で大切にしている、ブレないための「5つのポイント」があります。

「5つのポイント」は以下の通りです。

1.ホームページを作る目的
2.ホームページを見る人
3.ホームページを見た後にとってほしい行動
4.見た人に伝えたいこと
5.見た人に持ってほしい感覚

また、それ以外にも「他社との違い」や「ホームページに載せたいこと」も伺うのですが、まずは上記5点がいわゆる「基礎部分」にあたります。

この基礎が固まっていない中で、「どんなことを載せたいか」「どんなデザインにしたいか」などに行ってしまうと、そもそもの目的を見失ったり、ターゲットがわからなくなったりして依頼側とつくり手でどんどん乖離してしまうのです。

そしてその乖離はお互い思っていることを言えず心が離れて行って、あるとき爆発したり、途中で頓挫ということもあり得ます。そうならないようにこの5つのポイントを押さえるという方法を提唱しています。

 

「見た人に持ってほしい感覚」とは

また、この中でも特徴的なのは「見た人に持ってほしい感覚」という項目かもしれません。これはよく「○○感」という言葉に置き換えたりもします(例えば「DNAをくすぐる感」など)。実は「デザイン」というのは、”目に見えないところ”から”目に見えるものにしていく”という作業が一番難しいと感じています。

例えば「スタイリッシュな感じ」と一言に言っても、AさんとBさんではスタイリッシュの定義や感じ方が全然違います。「おしゃれ」や「落ち着いた」というのも一緒です。100人いれば100人の「おしゃれ」や「落ち着き」があります。

そこで私が考えたのは、「感じる印象」を共通の言葉にするという方法です。これを見る人に「このように感じてもらいたい」という言葉に置き換え、それを実現することで、依頼主様にとってもデザインする側にとっても向かう先が明確になります。

 

ご希望をうかがう表


ちょっと語呂が悪いのですが(笑)

ワルツでは、「ご希望をうかがう表」というのをクライアント様にお渡しして、お手元に置いてもらい気づいたときに書いていただいています。

ヒアリングは十分に時間をかけて行うのですが、それでもその場では出てこないこともあります。この「ご希望をうかがう表」は、そういった打合せでは出てこなかったものを、日常生活の中で「拾って」もらうためのものです。

前述の「5つのポイント」と、この「ご希望をうかがう表」により、ホームページの基礎部分がしっかり出来上がり、ぶれないホームページをつくることができます。

 

チームでつくる


ホームページをつくるとき、ご依頼される方は多くは、ホームページ制作をはじめてご依頼される方が多いです。

その際に一番起こりやすい行き違いが、制作会社さんから「では画像や文章をください」と言われて、クライアント様が「えっ?」となることです。そしてそこから原稿や文章をつくることがクライアント様によっては、非常に苦痛であることも多くあります。

ワルツにおけるホームページ制作チームには、常にカメラマンとライターをセットで入れます。そうすることにより、クライアント様としては、ほぼノーストレスでご依頼いただくことができます。

もちろん、サービスの内容によってはサービスの料金表などをご提供いただく必要はありますが、代表挨拶やいろんな想いなどは、すべて私とライターの方でヒアリングをしながら作っていきますので、ご安心いただければと思います。

次回はいよいよ「ホームページ制作の進め方」について語ります。
どうぞお楽しみに!

2019.07.21